
具体例ステップ1/6
通貨は連動して動く
相関とは、二つの通貨ペアがどれだけ連動して動くかを、+1から−1の尺度で示すものです。相関は時間とともに変化するため、ルールではなく目安として扱いましょう。
相関の尺度学習用の例
+1同じ方向に動く
0一貫した関係がない
−1逆方向に動く

相関とは、二つの通貨ペアがどれだけ連動して動くかを、+1から−1の尺度で示すものです。相関は時間とともに変化するため、ルールではなく目安として扱いましょう。

EUR/USDとGBP/USDは、どちらも米ドルに対する価格で表されるため、同じ方向に動くことがよくあります。両方を買っても、別々の二つの取引をしたことにはなりません。実質的には、同じ賭けを二回しているのとほぼ同じです。

通貨の中には、その国の輸出品の価格に連動するものがあります。カナダドルは原油に連動することが多く、豪ドルは鉄鉱石や金に連動する傾向があります。ニュージーランドドルは乳製品の価格に反応します。
コモディティの動きを見ることで、通貨の値動きを説明しやすくなります。

EUR/USDとUSD/CHFでは米ドルが通貨ペアの反対側に位置するため、この二つは逆方向に動くことがよくあります。
両方を買うと、一方のポジションがもう一方をほぼ打ち消してしまうことがあり、ネットエクスポージャーはほとんどないのに、スプレッドを二回分支払うことになります。

相関のある通貨ペアで複数のポジションを持つと、実は一つの大きなポジションになっていることがあります。それぞれの取引のリスクが1%でも、すべてが米ドル次第であれば、ドルが一度動くだけで、すべてのポジションが同時に打撃を受けかねません。

分散投資が機能するのは、ポジションの中身が本当に異なる場合だけです。